So-net無料ブログ作成
検索選択

新3年生の春休み

昨日、今日は国立大学の2次試験でしたね。

17年前の今日、私は東大の本郷キャンパスで緊張しながら受験しました。ベルが鳴り、数学の試験問題を開けた瞬間…sin(A+B)=sinAcosB+cosAsinBを証明せよ、とあったのでびっくりした記憶があります。

当時の私は兵庫県に住んでいました。年に1回の入試のために、新幹線を予約し、ホテルをとって、お弁当を買って、寒い季節に緊張しながら受験に行ったことを覚えています。当日の朝、丸ノ内線が途中で止まってドキドキしました。思えばあのころの努力は「心臓破りの坂」だと思います。人生にはいくつか重要なポイントがあり、そのポイントを乗り越えてこそ、将来の途が拓けるものと思います。

さて今は冬学期の試験も無事に終わり、春休みに入っています。
私の大学では、試験期間の最後に総合試験がありました。CBT形式で、1年、2年の全範囲から出題されるのです。総合試験の前に、あいまいなところや、忘れかけていたところを一通り復習することができました。

基礎医学の勉強を通してよく思うのは、機序を理解しておくと忘れない、また、どうしても覚えなくてはいけない知識の羅列は、ゴロ合わせで覚えておくと忘れないということです。医学部の勉強は暗記が多いですが、理解すると色々な知識が繋がり忘れにくくなります。教員は学生が理解しやすいように、実習や講義の内容を親和性成熟しています。その意味で、医学部のカリキュラムは非常によく練られていますし、親切な教員がたくさんいますので、疑問に思ったことはどんどん質問に行くと良いと思います。頭が良すぎる人(特に数学や物理が圧倒的に得意な人)の中には、コツコツ暗記型の勉強が苦手な人がいて、医学部での勉強に苦戦することがあります。医学部での勉強は基本的にコツコツと努力を積み重ねるものであり、60点すれすれで受かった!良かった!と思ってあやふやにしておくと翌学期の次の科目で足を引っ張られます。人の命を預かる仕事ですから、入学してからも一生懸命に常に努力する姿勢が求められています。

総合試験が終わったあと、多くの人が落とした科目について、解答解説や、重要ポイント集を作って、再試験の援護射撃をしていました。4月には、クラスの全員が無事に進級することを祈っています。
nice!(2)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 8

再受験生

元クオンツさん素晴らしいです!
兵庫という事はもしかして灘高卒何でしょうか…

やはり再受験で医学部に合格される方は元から頭がいい人が多いですね、当たり前ですが(笑)



by 再受験生 (2016-02-27 07:47) 

akiko_t518

>再受験生さん
たいへん恐縮です。
大学でもときどきそう聞かれるのですが、違います。笑

私は兵庫県の公立高校出身です。地域のトップ校でもありません。毎年神戸大学に5名ほど合格するほどのいわゆる無名校です。
また両親とも高卒であり、元から頭が良いというわけではないです。
by akiko_t518 (2016-02-27 12:27) 

再受験生

>>元クオンツ さん

毎年国立大学に進学実績があるだけでも凄いですよ。
元クオンツさん自身も東大に行かれてますし充分賢いと思います。
天才じゃないにしてもものすごく努力家ですよ!

元クオンツさんのような先輩に出会いたいものです。
勉強頑張ります!
by 再受験生 (2016-02-27 19:03) 

再受験生2

記事内容と無関係ですみません。ご自身や奥さまのご両親には、どのタイミングで再受験の話を打ち明けましたか?また、妻子持ちでの再受験ということで難色を示されましたか?元クオンツさんと自分の経歴・境遇が似ているので、つい気になって質問いたしました。
by 再受験生2 (2016-03-16 04:36) 

akiko_t518

>再受験生2さん
おはようございます。
ご質問の件で、妻にまず伝えたところ確かにびっくりしていましたが、私がその時すぐに会社を辞めるわけではなく、何か生活が大きく変わるわけではなかったので、ふーん、やりたいならやってみれば、合格してから辞めるのね、ならいいんじゃない。という感じでした。

私や妻の両親は「いい年になって今さら…」という感じで難色を示しましたが、妻が納得していたので特に強く止められることはありませんでした。

会社を辞めての背水の陣は考えていませんでした。精神的に余裕があってこそ勝てるものと思いましたし、家庭に対する責任を果たしながらさくっと合格してこそ、成熟した一人前の男性といいますか…。

※銀行では、次の進路を決めてから辞めると「かっこいい」、単に会計士や受験勉強、自分探しのために辞めると「嫌で辞めた」というふうにとられる雰囲気がありましたので、前者の辞め方をしたいという思いがありました。
by akiko_t518 (2016-03-16 09:28) 

再受験生2

>元クオンツさん
丁寧なご回答ありがとうございます。仕事をしながらの受験勉強、大変だったと思います。ご両親は当初難色を示されたということですが、結局は自分の人生ですからね。元クオンツさんの日記を読んでいると、医学生として充実した日々が伝わってきます。

もう一点質問させてください。元クオンツさんは共働きでお子さんがいらっしゃるということですが、医学生をしていると育児には十分な時間が割けないものですか?やはりご両親その他のサポートが必要でしょうか?
by 再受験生2 (2016-03-17 05:25) 

akiko_t518

>再受験生2さん
返信が遅くなりました。
おっしゃる通りです。まさしく自分の人生ですから、悔いのない選択をすることが第一だと思います。若い時の時間、1度きりの人生はプライスレスなものですから。後でやってれば良かったと後悔するよりは、いつ終わっても悔いのない選択をすることが最も大切と思います。その意味では、私は金融マンとしての人生と、医大生としての人生、1度の人生で人生を2度経験できた立場であり、1粒で2度美味しい、まさしく生きているだけで儲けものという気持ちでいます。

ご質問の件で、大学が忙しいときは朝6時過ぎに(妻と子どもが起きないように)そっと家を出ますし、夕方は家庭教師の依頼が入っていたり、土日も図書館にこもりきりになるときもあります。ですから育児に十分な時間が割けるとは言えない状況です。ただそれは銀行員だったときも同じであり、忙しい時期の会社員にはあり得る状況だと思います。両親のサポートについては、私の両親は兵庫県に在住の年金暮らしであり全くありません。妻のほうはときどき来てくれますが、高齢で病気もちのため頼れる状況ではないです。結局、妻が頑張ってくれている状態です。感謝で頭が上がりません。
by akiko_t518 (2016-03-17 22:40) 

再受験生2

>元クオンツさん
再度、丁寧なご返信ありがとうございます。やはり医学生は会社員並みに忙しい時期もあるのですね。同様の試みをこれから行おうとする立場として、大変参考になりました。

クオンツ繋がりで言えば、エマニュエル・ダーマンもポスドク時代に医学部を受験・合格したことがあるそうです。結局、彼は医師になる道を選ばなかったのですが、クオンツとしてあれ程成功したにも関わらず、「あの時、医師になっておけば良かった」と自伝に著しています。人生やらぬ後悔よりやる後悔ですね。元クオンツさんの日記には、個人的にだいぶ背中を押されました。
by 再受験生2 (2016-03-17 23:57) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。